大人げなく生きている(表)

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死にたいヤツから音を出せ!“もう音を立てずには生き残れない”サバイバル・ホラー映画『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』

みなさん、こんにちは。豚ばらです。

今日は“音を立てたら、超即死”な映画『クワイエット・プレイス』シリーズの第2作
クワイエット・プレイス 破られた沈黙』を観てきました。


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“音を立てたら、超即死”という極限の世界を生きるエヴリン一家。
最愛の夫・リーと住む家をなくしたエヴリンは、産まれたばかりの赤ん坊と2人の子供たちを連れ、新たな避難場所を求めノイズと危険が溢れる外の世界へ旅立つが...。
突然、“何か”の襲撃に遭い、廃工場へ逃げ込んだ一家は、謎の生存者エメットに遭遇する。彼との出会いを発端に、新たな謎と脅威が明らかとなり、一家の運命は激しく動き始める。
「極限の劇場体験!」恐怖と緊張の新体感サバイバルホラー

 感想:★☆☆☆☆

うーん。正直、愛する家族を失う痛みや、未知のモンスターとの命がけの死闘…そういったすべてが濃密に詰め込まれた前作に比べると、パワーダウンした印象が否めませんでした。(むしろ、時々ウトウトしちゃうほどつまらなかった…)

特にエミリー・ブラント演じる主人公一家のお母さんが、とあるキャラに娘の救出をお願いするシーンがあるのですが、そのときの彼女の口調が「え?助けに行かないなんて選択肢あるの?何、アンタ私らにそんなこと言う権利ある?」的な、めちゃくちゃ図々しい言いざまなんですよね。ここであのお母さんへの豚ばらの好感度は地に落ち、「早くこのおばさん痛い目見ねえかなぁ…」と心の中で毒づいてました。

ストーリー内容も、生き残るため「音を出さない」という制約の困難に日を追うごとに追い詰められていく一家の様子をドキドキハラハラ見せていた前作と変わり、大黒柱たる父を失った母子3人が、それぞれの目下の関心ごとに終始したあげく、モンスターに目を付けられピンチに陥り…という展開がずーっと続き、何が起きても「あぁ、そう」としか感じられなくなりました。

モンスターもビジュアル・弱点ともに前作から全く変わり映えがなく、倒し方も前回と同じ。なんのための続編だったんだろう…。

界隈ではすでに続編制作のお話も出ているようですが、自分は次は劇場で観なくてもいいかな。
よろしければみなさんのご意見も聞かせてもらえると、豚ばらがけちゃけちゃ喜びます。

それではまた次回~。